風土記の神様は手強い?

2度目のワクチン接種で発熱する気満々だったものの、腕の痛みすら1度目より軽く、副反応が出にくいという老人男性の通例通りに……ちょっとガッカリ、なんて言っては不謹慎でしょうか。自衛隊さん、ありがとう。一方、常陸国風土記関係では、自戒していたのに「作者」をめぐる文献の泥沼に片足だが突っこんでしまい、ちょっと書きにくい感じになってしまいました。

……と、この後を続けようとしたら、なぜか途中でうまく進まなくなり、何度書き直しても満足のいく出来になりません。やむを得ず中断することに決めました。材料も、構想も、ちょうどいい塩梅に整っていて書けないはずがないのに、うまく行かないのです。シェイクスピアの時には大明神が自発的に降りて来てくれて、私の思惑を超えた「作品」ができたのですが……。

風土記の神様は手強いようです。前にも、こんなことがあったなあ、と思い出したのは、『アレキサンダー大王東征記』についてどうしてもうまく書けず、とうとう断念したことでした。ただ、『東征記』はできれば書いておきたいくらいだったのに対し、風土記はこのブログの大事なテーマの一つですから、諦めるわけにいきません。深入りせずに書こうなどという半端な姿勢が良くなかったのかもしれません。これから、可能な限りでですが文献を読み、風土記の続きは7月最終週にアップすることを目指したいと思います。