上掲画像のドストエフスキー全集第17巻には、ドストエフスキーの手稿・メモと落書きが収められています。ドストエフスキーの落書きはなかなかに魅力的です。下に3点示します(編集者、出版社の権利を考慮して画質を落としています)。
落書きには、上のような人物(ほとんどが顔)の他、建物の一部と覚しきもの、パターン化された模様が多くを占めます。人物はざっと数えたところ97描かれていますが、全部男性です(たぶん)。女性を描かなかったのには何か理由、原因があったのでしょうか?
私はロシア語を解しないので、この本に解説が書いてあったとしてもわかりません。書誌代わりに奥付らしきページを貼り付けておきます(こちらはクリックすると拡大します)。
突如ドストエフスキーの落書きを持ち出したのは、レワニワ図書館に私の描いた落書きを集めた画集……ではなくて落書き帳をアップしようとして、上記書籍を持っていることを思い出したからです。
まさかドストエフスキーと並べて悦に入っているわけではありません。むしろ絵の方でも完敗しているので嫌になります。まあ、敵は陸軍中央工兵学校で建築などを学び、工兵局製図課に勤務したのだからプロみたいものですが(負け惜しみ)。
実は『横書き詩集2』はやめようかと思っています。その代わりに、同じケースに保存していた端切れの落書きをスキャンしてみようと思いつきました。これも恥ずかしいようなものですが、詩集の続編に較べれば……やっぱり恥ずかしいので、レワニワ閲覧室の目立たない隅っこに配架しました。