note」タグアーカイブ

岩崎弥太郎の日記をめぐる葛藤

 別れ道の分岐点で、どちらに進むかどうしても決められず、立ち往生したまま何日も過ぎて行きました。いくら考えても答えが出ないので、頭の中を整理するために、何を迷っているのか文章にすることにしました。

 個人的な「悩みごと」はnoteに向かない材料だと思うので、久しぶりこちらに書きます。noteのSNS的な部分は今も馴染めないのですが、あちらは記事を形にまとめてアップする手順が簡単なので、慣れてしまうとWord Pressは面倒という気持ちが先に立ち、ご無沙汰になりました。

 別れ道とは、岩崎弥太郎の日記に深入りをするのか、次の小説を書く準備を本格化させるのか、どちらに進むかということです。両者を並行させることは、今の私の脳味噌のキャパシティからして無理なようです。5、6年前までなら可能だったと思いますが。年齢がかせになって来ました。 続きを読む

noteブログをマガジン化「楽しい風土記」

はるかな昔、風土記の地名物語」と題してnoteブログで続けていた風土記の現代語訳が完結しました。noteにはマガジンという機能があり、日付けの古い第1回を先頭に順番に並べることができるので、これも利用しました。マガジンでは「楽しい風土記というタイトルです。

 といっても、訳したのは常陸国風土記だけです。何という偶然か、それまで存在しなかった風土記のダイジェスト版が、先月下旬に文庫本で出たからです。橋本雅之編「『風土記』角川ソフィア文庫(ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)。この本はよくできています(いずれこのブログで扱うつもり)。私が抜粋して訳す必要性は薄らぎました。

 ただ、常陸国風土記については独自にダイジェスト版を作る意義があると思っているので、現代語訳を完遂しました。橋本氏の『風土記』では内容が精選されており、私の抜粋版には橋本版で割愛された魅力的な箇所がいくつも含まれています。また、常陸国風土記の全体像を把握した上で味わうには、省略の少ない私の訳の方が適しています。 続きを読む

noteで風土記の私家版現代語訳

 noteにブログを開設しました。前回、「風土記をめぐる当ブログ上の旅は……終わり」と書きました。旅自体は続くけれど、このブログでは終わりにして、noteで現代語訳の連載を始める――というつもりでした。「はるかな昔 風土記の地名物語」というタイトルで、風土記の抜粋版現代語訳を作っていきます。本日、第2回をアップしました。

 実は、WordPressでブログを作成する前、noteで始めようかと考えていたのです。しかし、ルビが使えないとわかって断念。以来、飽きもせずこのブログを続けて来たのですが、このところ小さな障害に悩まされていました。突然、トップページで段落の冒頭が2字下がりになり、これは暫くしたら勝手に直りましたが、ビジュアル版のエディタで下書きをすると、段落冒頭の1字下がりが反映されなくなる状態は今も続いています。

 こうした障害を自力で修復する気力が湧いて来ません。本当は、ある程度WEBページをいじれる技術を習得したいという思いもあってWPでブログ作りを始めたのですが、結局、能力も情熱も足りないと分かりました。そんな事情から、もしnoteでルビが使えるようになっていたら移行しよう、と考えたのでした。で、9月16日、このブログでの風土記をめぐる「最後の記事」をアップした後、noteを覗いてみたのです。すると、まさにその日から、noteでルビが使えるようになったのでした。嘘のような本当の偶然。 続きを読む